近江女、一人と二匹で暮らせば…

今、長浜は、夏中（げちゅう）さんの真っ最中。（だと思う）

確か大通寺の夏法要の時に参道に露天が並ぶのだ。
学校の帰り道、露天を覗き込み、遊び、帰るのが遅くなって叱られたことも。
私が子供の頃は、お旅所にお化け屋敷が建ったり、サーカスが来たりした。

夏休み前の楽しい行事で、暑い暑い夏の幕開けだったと思う。


その暑い暑い、夏中法要が開かれている７月９日。
今日は私の愚弟が生まれた日だ。

母がいつも話すのは、
「昔は冷房がなかったし。
　赤ちゃんに扇風機を当てたら体に悪いと言われて。
　親子してあせもだらけになっていたわ。」
という暑さの思い出ばかりだ。


そう思うと、今はいい環境になったのか？
それとも、昔のままがいいのか？


確かに今の子供は「あせも」なんて誰もなっていないしねぇ。


愚弟は、性格がとてもいい子で
（いい子と言っても、もう52歳のおじさんなんだけど・笑）
友達も多く、いわゆる、人望も厚い。
でも、いい人過ぎて、詰めが甘いと、姉の私は思うのだ。


毎年、愚弟の誕生日には、長浜の夏中さんのことを思い出す。
さて、今年の夏は、いつ、長浜に帰ろうか。